オススメ本&映画
2011年5月26日 木曜日
毒になる親 一生苦しむ子供
お客様の相談を受けていて、本をお勧めすることが良くあります。
みなさまとても素直で、お勧めすると大抵その後買っていただけます。
読後、必ず「読んで良かったです!」と言っていただける本が3冊ほどあり、そのご紹介第一弾です。
『毒になる親』、なかなか強烈なタイトルです。原題もそのまま、"Toxic Parents"。
この本は、全ての子を持つ人、そして親を持つ人にお勧めです。
↑全員ですやん。
ハイ、その通り。
大好きな伊坂幸太郎さんの『チルドレン』の一説にもある通り、
「世の中にいい親なんていないよ。でも親に影響を受けない子供もいないんじゃないかな」
中でも、親子だけじゃなく、夫婦間や友人間やお仕事でお付き合いのある人や、ありとあらゆる人間関係に悩む人と、自分の感情のコントロールが苦手な人、そして第三者から支配されているように感じている人には特にお勧めです。
この本のテーマはたった二つ。
・ 子どものときに起こった不幸は子どものせいではない
・ 大人になってからの不幸は、自分の責任
当たり前じゃないかと思われるかもしれません。
でも、人間関係が不得意な方は、ここがネックになっていることが非常に多いのです。
親からはっきりした身体的或いは性的虐待を受けていた子どもでさえ、無意識下の「親を恨んではいけない」「自分を生んでくれたことに感謝するべきだ」という声に、大人になってからもとらわれ、子どものときに起こった不幸を、親の責任と認識できずにいます。
客観的に見て「虐待」と呼ぶべき扱いを受けていた人でさえそうですから、親から心無い言葉をかけられたり、無言の圧力を受けたり、親が病気で必要なケアを与えてもらえなかったりした人が、無意識下の苦しみを認識できないのも無理はありません。
子どものときに親から受けるべき愛情を受けていないため、自己評価が低く、それが元で人間関係のトラブルを繰り返しますが、問題を認識できないために対策ができないのです。
そして。
大人になってからの不幸は、自分の責任。
そうです。
子どものときに、親からどれだけ苦しめられていても、大人になってからの不幸は自分の責任なのです。
これは、子どものときに親から受けた苦しみを忘れたり、許したりしようという意味ではありません。
親からコントロールされるのをやめることができるのは、自分だけだということです。
親からのコントロールを脱するにはどうしたら良いか、という具体的方法が、後半の内容になります。
感情のコントロールが苦手な人、第三者から支配されているように感じている人は、後半必読です。
前半でピンとこなくても、後半は読む価値があります。
ある特定の言葉や状況に、反射的に動揺してしまったり、腹が立ったりすることがあるのであれば、それは特定の言葉を発した人、状況を作った人に問題があるのではなく、自分に問題があるはずです。
反射をするのではなく、考えて対応する方法。
そして、他人から支配を受けそうになったときに、それを避ける方法について詳述されています。
最後に。
最終章「毒になる親」にならないために、から一部引用して、レビューを終わります。
~~以下引用~~
「毒になる親」の輪廻を断ち切るためにもっとも効果のある方法のひとつは、自分の子供に対して常に心を開いて相手になってあげることだ。たとえあなたがそのようなことを親からしてもらったことがなくても、自分の子供にしてあげられないということではない。
~~引用終了~~
投稿者 行政書士榎本事務所 | 記事URL























